建物の予算組3(別途工事)
今日は、全日本大学女子駅伝があり、うちの事務所の前を女子大生が通って行きました。(どういう観戦しているんだ。)
一生懸命の姿は美しいですね。
ちょうどお昼前に、知らないおじさんが、
「すいません。12時から、10分位テレビ見させてください。」
「????????」
「今日は大学女子の駅伝があるんです。城西大学の応援です。」
「そうですか。どうぞ。」
「今年は期待できるんです。1区で頑張れば、優勝できるかもしれないんです。このあたりが、ちょうどきつい地点だと思って。」
「じゃあ、私も一緒に応援します。」
ちょうど事務所前に選手が来た時、そのおじさんも大きな声を出して、
「頑張れ!どうした!頑張れ!」と言いながら、一緒に走って行って見えなくなっちゃいました。
そうなると気になってTVで2時近くまで見ちゃいました。
城西大学は、最後の6区で30秒くらいあった1位との差を、一時は、13秒まで縮めましたが、惜しくも2位でした。
でも事務所の前を通った女の子は、本当に小ちゃいんですよ。
当たり前ですね。駅伝選手に私みたいなデブは、いないですよね。
さて、昨日の続きの別途工事代金。
建物の外の工事は、ハウスメーカーは別途工事(付帯工事)と言って、建物本体と切り離して説明することが多いと、昨日書きました。
説明としては、
「建物本体工事が、大体坪60万円ですから、40坪で、2,400万円、それに、屋外の別途工事で150万円、消費税を入れて、2,678万円位ですね。それに諸経費を200万円位みてもらって、2,878万円、
外構、カーテン、照明、エアコンはまた別です。
照明、エアコンは、○○電気なんかで買ってもらえば安くなりますから、そうした方がいいんじゃないですか。
あと地盤調査の結果、地盤が弱いことが分かった場合、基礎補強なり、地盤改良の工事が必要になります。
この場合、地盤の程度によりますが、80〜150万円位補強工事に必要になりますね。」
こんな感じで説明します。
「じゃあ、一体いくらなの?」って感じになりますね。
(これを説明しているのが資金計画書なんですが、はじめて聞く言葉で意味不明になっちゃいますよね。)
これを彼らは普通に言いますが、はじめて聞く人は不安になります。
「言っている事の意味もよくわからないし、なんか色々と他にお金がかかりそうだ。大丈夫かな?この人?」って。
彼(私)は、まじめだから、かかる費用の大体を説明しているのに、お客さんは逆に不信感を持ってしまう。
もっとわかりやすく、丁寧に説明しなければ、お客さんからすれば、「ボッタクリと変わらない。」と思われてしまうってことだってあるわけです。
これは、お互いにとって悲しいことですよね。
そんなことで、この別途工事についても昨日から説明して入るわけなんだけど、私が家を建てた20年くらい前は、本当に別途で、ハウスメーカーの指定工務店との契約でした。
メーカーの工務課員の言い分は、
「建物の外の工事なもんですから、工務店と直接契約して下さい。うちとの契約になると、うちの経費分が入って、もっと高くなっちゃいますから。」という説明をしていました。
ホンネは、「工務店がさんざん経費を入れちゃっているから、これに会社の経費を入れたら、大変な金額になって、他のメーカーから、いいように言われてしまう。」ってとこでした。
昨日お話したとおり、本体分の職人さんの手間なんて、一般の地場の工務店さんからの手間よりも安いんです。
「数が出て、空きがでなければ、まあしょうがないか。」ってな感じの手間賃です。
だから、中々工務店の経費分まででないんです。
それで、高い別途工事代金の見積をお客さんに出すようになります。
これでもバブルの頃は指定工事店も、メーカーの下請をやらないで、自分でもいくらか仕事が取れたから、
「こんなクロス屋の手間で、誰がやってくれるんだい!そっちで、やってくれるクロス屋さん紹介してくれよ。」なんて言われる始末でした。
はては、完工奨励金なんて言って、メーカー経費の一部を指定工事店にキックバックするありさまでした。
いやあ、バブルがすっかりはじけました。
そうすると自分で仕事を取れない指定工事店は、またメーカーに寄り添います。
「今度は、別途工事も安く出します。仕事が切れないのがありがたいんで・・・。」と言うことになりました。
そうすると今度はハウスメーカーで、別途工事の見積も本体の金額と一緒に見積提示するようになりました。
わかりますよね。
工務店から安く出るようになりましたから、経費を15〜20%位入れて、メーカーで直接契約するようになったわけです。
それでもちゃんと、本体工事分と付帯工事分を分けて出します。
(だって一緒にしちゃったら、坪いくらの説明をする時に高くなっちゃうでしょう?)
もっと景気が落ち込んで、
「本体の工事だけで十分ですから。」という工務店も出てきました。
そうすると今度は、別途工事も、ハウスメーカーの方で見積するようになりました。
別途工事の大きなウエイトを占める屋外の給排水工事を工務店が手放したので、給排水系統図で見積できるようになりました。
そして、水道業者へも直発注できるようになり、別途工事でもしっかり経費が取れるようになったのです。
まあ、このへんのしくみは、ハウスメーカーに限らず、どこの建設会社も一緒ですけどね。
要は建設会社は、家を建てる時に必要な何十という職種の職人さんを手配して、そのピンはねで成り立っているのですから・・・。
失礼しました。工務を監督することで成り立っているのですから。
ハウスメーカーの現場管理を一時、営業にやらせた会社もあったんですよ。
今日も書いているとおり、ハウスメーカーの建物の実際の施工は、指定工事店がやることが多く、その工務店に監督がいるんです。
メーカーの管理者は主に部材や設備の発注業務を主に行なうわけで、「現場チェックシート」なんてのは、工事途中、4回点検すればよく、あとは引渡しチェックです。
で、マークシート形式で、チェック項目をうめていけばいいんです。
最近の流行言葉で言う「さるでもできる現場管理」です。
だから、私にもできました。
要は、指定工事店の現場監督がしっかりしていれば、ほとんど問題は起きないのです。
まあ、だから当然指定工事店だって、経費が必要でしょう?
ほとんど現場管理は、メーカーでなく、工事店がやっているんですから。
赤字の仕事になったらやらないよねえ〜。
だから今、職人さんは大変です。
メーカーの仕事やっても、大工さん(地場の工務店)の仕事をやってもたたかれるのですから。
だから、本来ハウスメーカーは、指定工事店を通しての発注形式でなく、ハウスメーカーの現場管理者が、工務店の現場監督を兼ねて、職人さんに直に発注するようにしないといけないように思うのですが・・・・・?
無理ですね。丸投げの方が経費がかからないですものね。
そうすると、あとは工場でほとんど作ってくるしかないんです。
だんだん分かってきました??
やばいかな〜。ちょっと書きすぎです。
次はオプション工事です。