工事はつらいよ!
最近は、工事の話を頂いても、すぐ価格の話になることが多いです。
本人がそうでもなくても、周りで「高い!安い!」の話になります。
20万〜30万円位の請負金額でも、高い安いの話がでます。
一番安く工事金額を上げるには、職人さんに直に頼むことです。
ふすまを張り替えるならふすま屋さん。
クロスを張り替えるなら、クロス屋さん。
建具を直すのは建具屋さんです。
ペンキを塗るのは、ペンキ屋さん、畳を替えるのは畳屋さん。
それぞれに、直接頼むのが一番安上がりなんです。
でも、ちょっとリフォームをしようと思うと、何人かの職人さんに入ってもらわなければならなくなります。
で、それぞれ終わってから順々に頼むと工期もかかるし、面倒になるので、工務店に頼みます。
そうすると工務店の工事主任が、全ての職人さんの分の見積をまとめて計算してくれます。
そうすれば、職人さんは現場を見に行かなくても済み、工事主任の言われた通りの数量の材料を取り、言われた通りの日に入ります。
だから職人さんも、工務店の仕事のほうが楽なんです。
直接頼まれると、自分で現場を見て、自分でお客さんとと打ち合わせをして、材料を決め、工事日を決めなければなりません。
ということになると結構手間がかかります。
だから工務店の下請しかしない職人さんもいます。
でも価格を考えれば、現場の近くの職人さんに頼むのが一番安く上がるはずです。
近くであれば、職人さんも面倒がりませんから。
あと現場の立地条件でも見積が変わります。
土地が広くて、車や材料を置く心配のないところと、駅近くの狭小敷地では、自ずと手間のかかり具合が違うこともわかります。
でも、価格を比較するときは、条件関係無しで「高い!安い!」の話になります。
この辺が工務店泣かせですよね。
地場の営業のいない中小、零細の工務店であれば、現場経費は10〜20%位。
無理して仕事取る時は10%でしょう。
職人さんの分の見積に一割経費を入れたところで、30万円の仕事であれば、3万円。
2回も現場に行けば足が出て、労災保険まで払っていたら間違いなく赤字。
で、この工事主任の見積に”見積落ち”があればさー大変。
契約しちゃえば追加でお客さんからは頂けないし、職人にはちゃんと支払わなければならないしでにっちもさっちもいかなくなります。
どじな、工事主任は、工務店にとっては害虫さんです。
うんと零細なところは、社長が工事主任を兼ねるわけで、そうすると間違いなく会社は儲かりません。
税理士さんに言われます。
「どうしたんでしょうねえ?工事売上より、工事支払いの外注費のほうが多いですよ。」
私:「・・・・・・・・・・・・・。」
これでは儲かりませんよね。
リフォームの現場は、高低差の問題は少ないのですが、エクステリア工事などだと、大きな工事でもなければ、レベルをあたって見積することは少ないのです。
このレベルで塀のブロックが1段、2段現場で増えちゃうと泣けます。
(化粧ブロックやレンガだと結構金額が張ります。)
減ったときは減額して請求しますが、増えてた時は中々増額請求できません。
まっ、お客さんは喜んでくれるのですが・・・・・。
それと、最近の鉄の値上がり。
鉄筋だの鉄板だのが、自分の見積より、職人の請求のほうが高いこともあります。
ということで、見積をする人は、材料の相場にも気をつけなければなりません。
でも、こういう材料の相場なんて、お客さんとか営業マンなんて知ろうともしませんから、いつも安い時のイメージです。
だからホントは「いい仕事してくれますか?」と聞いてもらいたいのです。
「安くできますか?」ばかりじゃ疲れます。
不動産の利益を工事でつぶす、とある零細建築・不動産会社の愚痴でした。
紹介の仕事しか工事はしていないのに、赤字はすごい。
入居者や知り合いばかりでエエカッコしいし過ぎ?
鬼のように下職たたく人がいるが、私にはできまっしぇん・・・。
だって自分が職人だったら、いい仕事しようとか、この人のために頑張ろうなんてちっとも思わないでしょ。
(自発的に安い請求書を下さい・・・・。お願い!)
建築屋なんて儲かりません。
やはり情報起業家の時代ですね。
メルマガ読んでいると「原価ゼロ!」みたいな話になる。
自分が買ったPDFファイルなんてのも、作るのが大変だったろうから、原価ゼロとは言わないまでも一割以下ですよね。
で、そういうノウハウものがたいしたことなかったりすると、詐欺にあったような気分になる。
自分が八割の実践しない人間だから、ネガティブになる?
でも、コンサルで有名な方の
「利益率の低い商品でビジネスするな!!」
は、確かに仰せの通りです。ごもっとも!!
建築・不動産は過当競争だよなあ・・・・。
(単に仕事の仕方が悪いだけです。反省。)